良縁-その先の人生を見つめて

第4章 出会いから結婚までQ&A

両親に会わせるタイミングは?

Q 両親に会わせるタイミングがわかりません。いつころ紹介するのがいいのでしょうか。

A 昔のような家同土の結婚ならいざ知らず、現代の結婚は、本人同士の気持ち次第です。ですから両親には、自分たちの結婚の意志が固まったところで会わせるのがいちばんです。でも、そのあたりのタイミングは、人によってさまざまですから、ぜひ仲人さんに相談してみてください。仲人さんは、これまでの経験からいろいろなアドバイスをしてくれると思います。
なぜ、仲人さんに相談することをすすめるかというと、これまで仲人さんに相談することなく両親に会わせてしまい、縁がこわれてしまったことが何度かあったからです。
ある男性は、仕事の都合で女性の家のすぐ近くまで来ていたこともあって、夕食をともにしようと、女性に連絡して家から出てきてもらいました。そして食後、そのままの勢いで「今日は僕の家の両親に、これから会いに行こう」と言って、男性は女性を家に連れていきました。女性は家で寛いでいたため、普段着にジーンズといったラフな格好のままでした。ところが、その格好を見て少々お酒が入っていたお父さんは「夜遅くにいきなり相手を訪ね、しかもそんな格好とは失礼だ」とそのお嬢さんにお説教を始めてしまったのです。これがもとで、そのカップルは成立しませんでした。

親を紹介する場合、男性はしばしば自分の親から紹介しようとします。でも、まず女性の親に「お付き合いさせていただいている○○というものです」とあいさつに行くのが順当です。また、人の家にお邪魔するのですから、手土産を持っていくことも常識でしょう。そのときに、何を持っていくか、どのくらいの金額のものが良いのかも重要です。「そんなことまで」と思かれるかもしれませんが、なかには一目で金額の安いものと分かるものを持っていき、「うちの娘はこんなに安く見られているのか」と思われてしまう人もいるのです。仲人さんは、親に会わせるタイミングだけでなく、そのときの服装、どんなものを手土産に持っていけばいいのかといったこともアドバイスしてくれるはずです。相手の親御さんがどんなものが好きなのか、仲人さんだったらあらかじめ彼女に聞きだしてくれることもできます。

一方、本人同土の気持ちが固まっていないうちに両親に会わせると、せっかくうまくいっていた交際がこわれてしまうこともあります。
四十五歳の初婚の女性で、大きな病院の看護婦をしている人がいました。五十代の男性との交際を始めたときに、田舎に連れていって親に紹介したそうですが、親が相手に不満だったらしく「ここまで待ったんだから、もっと良い人にしなさい」と彼女に言って、結局そのカップルは結婚には至りませんでした。
親のほうも最初は「結婚さえしてくれれば」と言っていたのが、いざとなると高望みしてしまうようです。こういったことも本人の気持ちが固まっていれば、きちんと親にも説明できるはずです。
またなかには、いまだに「嫁をもらう」といった感覚の男性側の親もいます。これも仲人さんに伝えて相談すれば、適確なアドバイスで、親の気持ちをなごませる術を教えてくれますし、「今はそういう時代ではないのですよ」と親御さんを説得してくれることと思います。

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